思いがけない贈り物
演奏会開催のご案内をしていた方々に、延期中止のお知らせをいたしました。
何人もの方から、慰めと励ましのお言葉をかけていただきました。
本当に有り難く思いました。
ある日、一枚の絵が届きました。
昨年の11月、京都の下賀茂神社の中の、河合神社の境内で行われた、
糺の森OTONOMORIコンサートに出演させていただいた時に、私たちの演奏を偶然お聴きになり、スケッチをしてくださった方からです。
そのときは、初対面でしたが、演奏の感想のお言葉をくださり、また、スケッチを気軽に見せてくださり、とても嬉しかったのを思い出します。
スケッチがあまりに素敵だったので、後日コピーを送っていただいていました。
そして今回、演奏会中止のお手紙に、お返事をくださり、絵を同封して下さいました。
こんな素敵な絵。驚きと喜びで、ふさぎこんでいた気持ちに、パッと灯がともりました。
昨年のスケッチも嬉しかったですが、さらに、こんな素敵な絵を描いてくださいました。
思いがけない贈り物に感激。
あまりに嬉しいので、すぐに額に入れてお部屋に飾らせていただきました。
絵を描いてくださった方は、ご退職後に、絵を趣味にされていて、今は大学の方で習われているそうです。
今回は、大学への課題提出の絵の題材に、私たちの演奏会で受けられた感動や印象を描くことを選んでくださったとの事です。
ただ、ご本人にとっては、この絵はまだ満足のいくものではなく、習作の段階のため、
今後さらに、筆を入れていかれるのだそうです。
このホームページで、ご紹介する事は、ご許可いただきましたが、まだ、発表する段階ではないとのことです。
私は、この素敵な絵が大変気に入りましたが、ここからさらに筆をいれられて、
どんな絵に仕上がっていくのか、その事もとても楽しみです。
模索、追求、試行錯誤・・・
音楽でも必ず繰り返されるもの。
何が答えなのかはわからないけれど、感じたものを感じたままに表現したい。
そして、そのための努力を惜しまない・・・
素敵な方と出会えたこと、幸運に思い、感謝の気持ちでいっぱいです。
この絵に恥じないように、このときの自分を忘れないように。
私も、今後さらに努力していきたいと思います。
上は、昨年の写真。
こんな風に、心から歌える日を待ち望んで、日々、自己研鑽続けたいと思います。
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