ピアノのレッスン
暑い、そして、熱い夏を通過して、少し落ち着いてきました。
心に余裕ができると、いろんな事にも目が向くようになり、また、考えにもゆとりが生まれてきます。
追われてばかりでは、見失うものもあり、前進しなければ、成長はありません。
教室には、様々な年齢層の方が、レッスンに通ってくださっています。
どの生徒さんも同じ事ですが、特に、小さな年齢の生徒さんのレッスンは、まず、しっかりとコミュニケーションがとれる雰囲気を調えなければ、何もはじまりません。
また、お話をしながら、日々変化し、成長をしている事を、敏感に察知して対応することが理想と考えています。
導入期、入門時の使用テキストの選択は、本当に難しいです。
世の中には、山のようにテキストがあります。可愛い絵柄、CD付など、さまざまです。
導入期のテキストも様々あるのですが、残念ながら、あまりしっくりとはきませんが、
テキストは無し というのも、生徒さんに、まるで雲をつかむような、みたいな気持ちにさせてはいけないので、
一応基本的なものは選びますが・・・
季節に合わせて、衣食住も変化するように、
生徒さんの成長度に合わせて、こちらが提供するに相応しいものは変わっていきます。
また、生徒さんが、興味を持つものも、それぞれに違いますので、皆同じテキストというわけにはいきません。
また、私も特定のテキストとは決めてはいませんが、それぞれの生徒さんの状況や成長度にあわせて、あまり差しさわりのないものを選びます。
というわけで、サブテキスト代わりに、ひとりづつの進度にあわせた形で、五線紙に書き込み、楽譜をつくります。
これは、音符を読んだり、書いたり、の、学習を兼ねています。
手作りのテキストは、毎回、レッスンに来た時に渡します。
何の曲でしょう?の、問いかけに、生徒さんは、音符をじっと読んで、にっこり。
なかには、知らない曲もあり・・・ああ、世代間ギャップが・・・
ただ、その時には知らなかった曲も、翌週には、ご両親や、祖父母に歌って聴かせてもらえていたり、レッスン内でピアノでの弾き歌いを聴いていただいたり、一緒に歌ってみたり。
音楽経験をつんでもらっています。
逆に、大きな生徒さんから、この曲弾きたい、というものの中には、クラシック以外のものがあり、私の全く知らない曲もあって、楽譜を見せていただき、弾かせてもらいます。
どんな曲なのかを知るという事もありますが、その楽譜が、生徒さんの、手に合うかどうか、も考えます。
あまりに難しいと思う個所は、アレンジの変更などをして、まずは、その曲の好きな気持ちが満足感をあじわえることを目指しています。
ただ、すべて手書きの作業なので、印刷譜のように美しくはないのですが・・・
写真は、グアバの実。まだ、未熟です。
花も終わってて、どこにも見当たらないのに、この木の側では、グアバ特有のよい香りがしていました。
「私はグアバ」と言わんばかりに。
植物でも、動物でも、個体のそれぞれにも個性があります。
マンツーマンレッスンだからこそ、できること。
それぞれ、の、様々、の、状態と変化に、即時対応できるように、日々努めていきたいと思います。
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