感謝の響き
2020年9月
学生時代からの友人主宰のムジーク・カンパニュラの主催演奏会に出演しました。
今回も、テオルボ奏者と共に、17世紀の歌曲を主に演奏させていただきました。
本番は、やはり普段とは異なる空気と緊張感があります。ここを目指して、日々の練習に努めて臨みましたが、できた事もあれば、できなかった事もありました。
このような演奏の機会をいただけて、本当にありがたい事と思います。
まさに、感謝の響き。
写真は、バッハ・グノーのアヴェ・マリア
数年前、この同じステージで、同じメンバーで、同じ曲を演奏したことを思い出しました。
その時の私の心の中は、最悪の状態で、いわば崖っぷちでした・・・いや、もう既にかなり落っこちてたのかもしれません。そんな私に友人が、一緒に演奏しようよ、と、声をかけてくれたおかげで、(あの時の私は体調が悪く、人前に出て歌うなんて、かなり勇気のいることでしたが)また、友人の励ましの言葉に支えられて、ステージに立つことができました。
そして、歌うこと、音楽を続ける力をもらいました。
今回のリハーサル中、その時の記憶がよみがえり、その時と今との、心のあり方の違いに気づかされました。
今は気力とエネルギーが戻ってきて、まるで涸れかけていた泉に水が湧き出しているよう。
その事に気づき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
実は、今回は練習会の本番。本当の本番は、これからです。
過去より現在、現在より明日へと、前を向いて歩み続けられる事に感謝して、演奏会に臨みたいと思います。
カンパニュラ・・・花言葉は「感謝の響き」素敵な名前ですね。
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